豊川用水の恵みを受けた愛知県東三河で、野菜やお米の生産・宅配を行っています。
皆さまに、おいしく安全な食べものを届けるのは、もちろんのこと。
めざすのは、もう一歩先の、上流と下流、つくり手と食べる人の"豊かな輪"。
流域で暮らす人々が、その土地で育った野菜やお米を選び、おいしく食べて、分かち合う。
未来に向けた、新しい“流域の暮らし”を育てています。

栽培の基本は、農薬や化学肥料に頼らない有機農法です。
ただし、一部の作物や、病害虫によるピンチのときには、最低限の農薬を使うことも。ひとことで農薬といっても、有機栽培で使える天然由来のものなど、さまざまな種類があります。その時々で本当に必要なものを見極めながら、人と環境にやさしい農業を実践しています。

愛知県東三河は、全国でも有数の農業地帯。ゆたかわファームでは、豊川用水の上流に当たる奥三河と、下流の渥美半島で、２つの直営ファームを運営しています。
涼しい山と、温暖な海。それぞれの気候や土質を生かすことで、年間を通じて豊富な品目を栽培できます。

■上流「ゆたかわファーム東栄」

奥三河の畑で、なす、ピーマン、オクラ、きゅうり、かぼちゃなどの夏野菜を中心に栽培しています。野菜たちを育むのは、清らかな水と澄んだ空気、そして、地元でとれる有機肥料を混ぜ込んだ、栄養たっぷりの土。なすやピーマンも生で丸かじりできるほど、みずみずしい鮮度と、野菜本来のおいしさが生きています。

■下流「ゆたかわファーム渥美」

渥美半島は、冬も温暖な気候が特徴です。2009年から作り続けているお米は、農薬・化学肥料不使用。豊川用水を引く7haほどの田んぼで、コシヒカリを中心に栽培しています。畑では、キャベツ、ブロッコリーなどの冬野菜をはじめ、玉ねぎやさつまいも、温室ではアールスメロンや大玉トマトも。今後、野菜の品目をさらに増やしていく予定です。